<映画「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」のあらすじ、ネタバレ・感想>
今回は2016年11月公開の映画『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』のあらすじ、ネタバレ・感想についてまとめます。
「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」はどのような映画なのか?キャストや監督などの情報を最初にまとめます。次にちょっとしたあらすじやネタバレ情報。最後に実際に映画を見た感想に続きます。
最後の感想は映画「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」が公開され、私が見た後になります。多少、時間差があるかもしれませんが御了承ください。
また、映画「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」を見る人のために、完全なネタバレは避けています。多少なりともぼやかした表現が多くなるかもしれませんがその点も含んでください。
ちなみに、この感想を書くのはサポーターの「マッキー」です。映画大好きな大阪女子。映画が好きすぎて以前は映画館に勤めていました。そんな私のがまとめる映画のあらすじ、ネタバレ、感想を確認ください。はたして私はこの映画をお薦めするのでしょうか!?最後までしっかりと確認してくださいね。
目次
映画「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」のキャスト、公開日について
2016年11月公開映画『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』のキャスト、公開日は以下の通りです。
キャスト
【ニュート・スキャマンダー役】
エディ・レッドメイン(宮野真守)
【ポーペンチナ(ティナ)・ゴールドスタイン役】
キャサリン・ウォーターストン(伊藤静)
【クィーニー・ゴールドスタイン役】
アリソン・スドル(遠藤綾)
【ジェイコブ・コワルスキー役】
ダン・フォグラー(間宮康弘)
他
監督
デヴィッド・イェーツ
公開日
2016年11月23日(アメリカでは11月18日)
映画「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」あらすじ、感想(公開前)、見どころなど
では次に2016年11月公開映画「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」のあらすじ、公開前の感想(見どころ)などをまとめます。
あらすじ
優秀だけどおっちょこちょいな魔法使いニュート・スキャマンダーは、世界中をめぐりながら不思議なトランクに魔法動物を詰め込んでいる。
未知の幻獣を求めてニューヨークにたどり着いたニュートだったが、トランクが別のものと入れ替わってしまったせいで危険な魔法動物たちを逃げ出してしまい大パニック。
ニュートは魔法省から追われることになり、さらには魔法省の壊滅を狙う謎の組織も現れて思わぬ事態に転がっていく…
公開前の感想、見どころ
「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」は言わずと知れた『ハリーポッター』シリーズの最新作!、、、最新作?違うか、外伝と言った方が正しいですね。社会現象とまでなったハリーポッターですが、その中で出てきた魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」の編集者が今回の主人公です。
シリーズ自体は現在も翻訳本を保持しているほどのファンなのですが、こちらの原作、そして幻の動物とその生息地は未読なんですよね。ハリーの物語として、自分の中で燃え尽きちゃった部分が多くてですね(笑)
蛇足、と感じてしまう部分もあるのかもしれません。映画ではありませんが19年後を描いた舞台なんかも公演が決定していますが、はっきり言ってちょっともう食傷気味、、、違う話も読みたいし見てみたいなぁと思ってしまうんですよねぇ。
とはいえ今回のファンタスティック・ビーストは、ある意味で新作とは言えるのかな?世界観は共有していても、まったく新しいストーリーなわけですし。過去作にすがる、と言う部分がないわけではないのでしょうが、それでもちょっと期待する部分もあったりして。
ハリーポッターはお腹いっぱいでも、ファンタジーに飽きたわけじゃありません。CG技術は日々進歩していますし、今では当時なかった4DXという新しいアプローチもある。ていうか、そのための映画と言ってもいいよね!これを4DXでやらないで何をやるんだって感じだもの。
あと期待するのは、やはり技術的な革新ですかねぇ。やっぱりハリーポッターの1作目は衝撃でしたもの。そのくらいのパンチが欲しいな。最近CG映画は頭打ち、と言うわけではないですが、あまり映像に驚くことって少なくなってきたように思うので、、、その最前線であるハリーポッタースタッフには本当に期待したい所です!
「食傷気味だよね」とか書いた自分が思わず土下座したくなるくらいの作品であることを願おう。ドクター・ストレンジ(米国は11月4日公開済み・日本は来年1月27日公開)との魔法映画対決も見ものだしな!お互いの表現の仕方の違いとかにも注目していきたいです。
以上が『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』の見どころ情報となります。
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の感想(ネタバレ注意)
さて『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を見てきました。
ようやく、なのか、早いな、なのか、、、世界的大ヒットシリーズの続編、いや外伝?であるこの作品。最近新作映画公開するってなっても続編、続編、また続編だったので、今回の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に関してもまたか、、、と言う思いが正直公開されるまで強かったです。
でも大好きなハリーポッターシリーズの最新作なんですもん。またか、とか、どうせ、とか思っても見ちゃうわけですよwいいお客さんだよ、私は!(笑)
だってハリポタだよ?で納得してしまうのもどうかって話なのですが、設定が繋がっているとはいえあくまで主人公も違うし新たな切り口も模索している様子。だったら一旦シリーズものであることは忘れて、新作映画としてみてみようと気持ち新たに行ってまいりました。まぁそれでも、そこかしこのキーワードに体が反応してしまうのですがw
それでは『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の感想を描いていきます!多少なりともネタバレ要素がありますが御了承ください。
■個性豊かなキャラクターと、ハリポタ版ジュラシックパーク?!
今回の映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』はハリーポッターシリーズから約70年前の設定となっています。当然既存キャラクターはほとんど生まれていませんし、出てくることもあまりなかったです。
けれど私は逆にそれがよかったように思います。外伝ではあるけれど、大型の新シリーズとして銘打っている部分もある。いつまでもハリー、ハリーと拘っていては、新たな主人公が受け入れにくいですからね。当然思い入れには勝てないですし。
ただ博打でもあります。俳優はほぼ無名の人たちがずらり。「ハリーたちもカメオ出演するよ」っていう保険も使えない中で、どれだけ「新しい主人公」に愛着を持たせられるかが鍵。どれだけ魅力的に魔法使いニュートを描けるかで世界に入れるか入れないかが決まってしまいます。
はっきり言うと、この辺に関しては『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が成功と言えるかどうか微妙ではあるんですよ。脇役はとてもよくて、魅力的なキャラがいっぱい出てたんですけど。肝心の主人公とヒロインがどうも、、、よくないってわけではないんですが、やっぱりハリーには勝ててはない、そのレベルではないって感じました。
よくよく考えると、ハリーもあんまりいい性格してるわけじゃないんですけどね(笑)でも「子供」と「魔法」の相性は最強なんですよ。それが主人公が大人になってしまって、描けることも増えたけどちぐはぐな部分も若干感じてしまう……
ここまで言うと失敗のように感じるかもしれませんが、それを補って余りある部分が多くてですね。
ハリーポッターってたくさんクリーチャーは出てくるんですが、あまり「可愛い!」と素直に言えるものって少ないんですよね。ヘドウィグとかかなぁ、、、いや、ヘドウィグはフクロウですけどもw
それが今回はすっごく魅力的なクリーチャーが出てくる。主人公自身への愛着はあまり持てなくても、そのクリーチャーたちとのふれ合いに共感出来る。私も触りたい、遊びたい!って思っちゃうくらい愛くるしくて。
で、それがうまい具合「大人」と「魔法」を融合させてくれるわけですよ。ハリーはハリーが好き!ってなるけど、ニュートはニュートになりたい!ってなる。主役は魔法動物たちっていっても過言じゃないです(笑)体感的に、ジュラシックパークに近いように感じました。ハリーポッターとは別の切り口で、この世界に行きたい!って思う。
ハリーポッターシリーズはあくまでハリーの物語を見ている立場でしたが、ファンタスティック・ビーストは体験するって感覚に近いかな。なので4DXとの相性は抜群だと思います!私は普通の2Dで見ましたけどw
■オリジンとしては非常に優秀、、、かと思ったけど
今回の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が非常によかったのはハリーポッターをよく知らなくても見れる点です。確かに世界観は同じですし聞いたことある名前がちらほら出てきたりもするんですが、それを知らなくても全然問題ありません。
今更ハリーポッターシリーズとか全部見れないよっていうのが続き物のネックなわけですが、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に関して言えばシリーズを見なくても普通に見れます。違う魔法映画と言ってしまっても大丈夫なくらい。続編物は誤魔化しで「これ単体でも見れる」って言っちゃうんですが、やっぱり世界観の説明とか必要になってくるんですよ。でもこれは知ってたらニヤって出来るってレベルですもん。
ハリーポッターシリーズは、シリーズを追うごとに非常に暗く、重くなっていきました。最初のテンションが好きな人は途中で離れて行ってしまったくらい、賢者の石と死の秘宝では作品の色が違います。
でも『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』ではそこが上手くリセットされてるんですよ。重い裏切りや呪いや死の話ではなく、「魔法って素敵」「魔法って楽しい」って前面に出てる。導入として重すぎず、ここを入り口にするのにちょうどいい感じ。オリジンとして、第1話目として入り込みやすかった。
その点においてすごいよかったなって思ったんですよねぇ、、、途中までは。というか、正式にあれ?ってなったのは見終わったあとなんですけど(笑)
ラストに、ハリーポッターシリーズに大きくかかわる人間が登場します。ゲスト扱いかなって思ったけど、やっぱりそうではないようで。まぁジョニーデップだったからな、演じてるの。これでは終わらないかー
どうも制作側から「シリーズが進むにつれて関係性が深くなる」そうで、、、出来ればそっちの方向には行って欲しくなかったかなぁ~……非常に残念です。
でも本当、今回に限って言えばめちゃくちゃ見やすいので今までハリーポッター見たことない人たちにもおすすめです!
■最後に
総評的としては、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』はものすごく大作映画だなって感じです。これぞ大作映画!大人も子供も楽しんでね!ってのがひしひし伝わってきました。シリーズものとしてのハードルもうまく飛び越えていますし、新しい第1話を生み出すことに成功しているんじゃないかと。
ただ大作であるが故に、続きを想定した作りであった部分も感じました。それにしたって少ない方だとは思うんですけどねーこれから先のシリーズを思うとちょっと気が重くなりますが(笑)復習のために何本映画見ないとなのか、、、
まぁそれはそれ、今後の話です!今回の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』限って言えば何も考えないで楽しめるエンターテイメント映画に仕上がっております。子供連れで安心して楽しめる映画って今日日貴重なので、是非とも冬休みは魔法の世界に行ってみてはいかがでしょうか。
そしてあと1つ、今回の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に苦言を呈する部分があるとすればアクションかな、、、これはシリーズ全部に言える事なんで、ハリーポッターシリーズで許せている人にとってはなんてことない部分なんですけども。でもちょっと、変わっててくれないかなぁって思ってたんだけどなぁ、魔法のアクション(笑)魔法の攻撃が、相変わらずあんまりバリエーションないんだよなぁ。
映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の上映館、公式情報など
映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の上映館や公式サイトなどの情報は以下の通りです。
公式サイト:ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
上映館:「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」劇場情報(公式サイト内)
映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」まとめ
ハリーポッターが好きな人にはたまらない「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」が11月23日から公開されました。
大作といって言っていいと思います。是非、映画館で見てください。
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