本能寺ホテルは万城目学のパクリ?
映画「本能寺ホテル」について、なんともびっくりのショッキングな情報が飛び込んできました。本能寺ホテルについては原作が無いと言われていましたが、何と万城目学さんからのパクリ疑惑があるらしいです。
確か、万城目学さんと言えば映画「プリンセス トヨトミ」の原作者として知られています。そして、今回の映画「本能寺ホテル」は「プリンセス トヨトミ」のスタッフ再結集とのことですが万城目学さんの名前はどこにもありません。
そして、原作はない映画とされていたのですが、、、もしパクリということであれば大変なことになります。実際にはどうなのでしょうか?
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映画「本能寺ホテル」のあらすじなど
映画「本能寺ホテル」の簡単なあらすじは以下の通りです。
倉本繭子は勤務先の会社が倒産し職を失ないますが、付き合って2年の彼氏・吉岡恭一からプロポーズをされます。
繭子は周囲からも薦められ流されるままに婚約した。そして、恭一の両親の金婚式を祝うため京都を訪れますが、そこで手違いによって予約していたホテルに泊まることが出来ず、偶然たどり着いた路地裏の「本能寺ホテル」にチェックインします。
「ようこそ、本能寺ホテルへ」と出迎えた支配人に導かれるように、繭子は不思議な世界へと迷い込みます。日本最大の歴史ミステリーの1つ、本能寺の変の謎が今明かされる!?
それとも繭子は織田信長を救って歴史を変えてしまうのか?
(キャストなども含めた詳細はこちら→映画「本能寺ホテル」の原作は?キャスト、あらすじ・ネタバレ、感想、公開日、上映館)
映画「本能寺ホテル」と「プリンセス・トヨトミ」について
映画「本能寺ホテル」も「プリンセス・トヨトミ」もジャンルは歴史SFという感じでしょうか。
そして、映画「本能寺ホテル」についてはあの「プリンセス・トヨトミ」のスタッフが再集結!と銘打っていました。なので原作は同じ人と思った人も多いようです。確かにスタッフも同じならば作品にも似通った雰囲気を感じます。
しかしながら「プリンセス・トヨトミ」の原作者である万城目学さんの名前は「本能寺ホテル」のスタッフなどにありませんでした。
これだけだったら単純に原作者が変わった、もしくは今回の「本能寺ホテル」は原作無しの方向になったということだけで終わるところでしょうが万城目学さんからいろいろな情報が発信されて憶測が広がったようです。
私もツイッターをチェックしました。
映画「本能寺ホテル」は万城目学のパクリという疑惑が広がっている?
ツイッターで検索して一番トップに出てきた書き込みはこちらです(万城目学さんの書き込みではないよ)。疑惑があることに対して、映画「本能寺ホテル」側、そして「本能寺ホテル」のプロデューサーが何の反応も見せていないことで疑惑が深まっているという感じの内容です。
作家万城目学氏の脚本アイデアがフジテレビ製作の映画「本能寺ホテル」にパクられた疑惑は一夜でネットに拡散。来月の公開前には休み明けの週刊誌が必ず取材するだろう。土屋健プロデューサーのアカウントは9月以降ぱったり沈黙。映画の今後を考えたらシカト強行は最悪手だろう。#本能寺ホテル
— のんき@小池都政/都議選'17情報 (@nonkisaburo) December 31, 2016
映画「本能寺ホテル」のプロデューサーは土屋腱さん
映画「本能寺ホテル」のプロデューサーは土屋腱さん(フジテレビ)です。プロデューサーは「プリンセス・トヨトミ」と同じ。そして、土屋腱さんのツイッター情報を見ると確かに9月からぷっつりと更新が途絶えています。
それまで毎日のように更新していたツイッターが更新されないことで何かあったのではないか?として疑惑を呼んでいる原因になっているようです。
確かに疑惑があったら真っ先に否定しても良さそうなものですが全く反応がありません。これは疑惑が広がっても仕方がない状況と言えるでしょう。
疑惑の元になった万城目学さんの書き込みとは?
疑惑の元になった万城目学さんの書き込みは以下の通りです。この書き込みが本能寺ホテルかどうかは断定できませんが、ここまで映画「本能寺ホテル」側が何の反応も見せていないところを見ると、ほぼ間違い無さそうな雰囲気を感じます(繰り返しますが本能寺ホテルが盗用しているのかは断定はできません)。
そして、この書き込みを見る限りでは監督とプロデューサーに問題があるようです。この業界にいながら盗作することに対して何の違和感もなかったのか?そして、謝罪で済ませようとだけする上層部にも問題があると言えるでしょう。
万城目学さんは泣き寝入りするとしています。中途半端に名前を出すのもご自身の今後の作品にも影響が出るので許せなかったのでしょうか。そして、泣き寝入りするしか方法はないと判断したのでしょう。
万城目学さんが納得する方向での解決でなかったのは凄く残念なことです。
実は二年前から、とある映画の制作に携わっていました。原作ではなく、オリジナルの作品の脚本を担当するという話で。準備のために、去年はシナリオ学校に通い、書き方を学び、今年になってから脚本を書き上げました。しかし、全ボツを食らいました。
— 万城目学 (@maqime) December 30, 2016
監督・プロデューサーと何度も打ち合わせを重ねた内容を反映させたものだったのにダメでした。プロデューサーの説明は最後まで要領を得ず、いまだに私は正確なボツ理由を理解していません。ただ、一発で採用される内容を書かなかった自分の力量の低さも原因だと、自分を納得させました。
— 万城目学 (@maqime) December 30, 2016
作家になって初めての全ボツだったので、かなりショックでしたが「いつか小説というかたちで書き直したらいい」と半年くらいかけて気持ちを整え直したあたりで、次の問題が発生します。私が脚本をクビになったあとも、映画は進行していたわけですが、その出来上がった予告編を見て我が目を疑いました。
— 万城目学 (@maqime) December 30, 2016
なぜなら、私の脚本の要素が残っていたからです。私が脚本に書いた非常に重要なフレーズが、映画で小ネタとして使われ、これが公開されてしまうと、私が小説を書いても、「ああ、あの映画のあれね」とオリジナリティ・ゼロのものと扱われてしまう、つまり小説を書けなくなる。
— 万城目学 (@maqime) December 30, 2016
即座に抗議しました。私はすでに自分の代わりに映画で本採用された脚本を読んでいました。その際、全ボツ後のやり取りに消耗し、もう相手と関わりたくないと心底思っていたので、新脚本に残された主人公の名前はじめ、中途半端に踏襲された私の要素は全て削除するようプロデューサーに頼んでいました。
— 万城目学 (@maqime) December 30, 2016
前述の重要なフレーズについても同様です。しかし、こちらの抗議に対し、プロデューサーの回答は「聞いていません」でした。二年もともに準備し、そのアイディアをどれだけ私が大事にしていたか知っているはずなのに、小ネタで消化して、私の手から奪うことに何の疑問も持たない彼ら。呆然としました。
— 万城目学 (@maqime) December 30, 2016
相手の会社でそれなりの騒ぎになり、偉い人たちから謝罪したいとコンタクトがありましたが全部お断りしました。なぜなら、撮り直しはしない、公開は強行する、という部分は変わず、結局私は小説が書けないままだからです。自分が提出したアイディアに邪魔され、小説を諦めなくてはならない間抜けさ。
— 万城目学 (@maqime) December 30, 2016
私が二年かけて本気で書き上げた作品は、監督とプロデューサー含め、二、三人が読んでお蔵入りです。本当なら、たくさんの読者を楽しませられる内容だったのに。それが何よりもくやしい。いちばん仕事をしてはいけない相手と関わってしまったうかつさ。大失敗だった。今も毎日後悔を繰り返しています。
— 万城目学 (@maqime) December 30, 2016
結論は泣き寝入りです。争うより次の作品に集中するのが大事だと考えました。なら、ツイートもするなよ、という意見もありましょうが、ここは私のアカウント。少しだけわがままをお許しいただきたい。いつまでも引きずりたくないので、この怨念・諦念・無念はこれきり今年といっしょに流し去ります。
— 万城目学 (@maqime) December 30, 2016
脚本家には全く罪がないので注意!
そして、万城目学さんは脚本家には全く罪がないので注意するようにと書かれています。ストーリー自体には全く盗用はないとのこと。
どの部分に盗用があるのか、今ひとつ釈然としない部分はありますが少なくとも脚本家に文句を言うのは筋違いということです。
私のあとを引き継いだ脚本家の方の名誉のために補足させてください。私の原稿が全ボツになった後、次の脚本家は急遽依頼されて、新たに一から脚本を作りました。そのストーリー内容に盗用はいっさいありません。私が書いたものとは全く別の独立した話です。
— 万城目学 (@maqime) December 31, 2016
まさに火中の栗を拾う状況で、私のあとを引き継いだ脚本家の方が、いま大変つらい思いをされているのが、本当に申し訳ないです。作品に罪はないし、演者・脚本家にも罪はないです。ただし、二年間あれだけ真剣に取り組んだ末に、自分が受けた仕打ちは間違っている。矛盾し、分裂した思いですが。
— 万城目学 (@maqime) December 31, 2016
映画「本能寺ホテル」のパクリ疑惑に対するネットの反応
現実には映画「本能寺ホテル」が盗用作品だと決まったわけではありませんがネットでは盗用していると見ている人がかなり多いようです。
また、ちょっと誤解している人が多い印象もあります。映画から万城目学さんの名前が消されていると考えている人が多い印象ですがそれは違います。
万城目学さんの書き込みを見る限りでは「映画に関わらなかったことにして欲しい」、「全て消して欲しい」としたのは万城目学さんからの依頼。それに対して映画側が完全には消すことができなかったということです。どうしてもカットできないところなど一部盗用が残ったということでしょう。
そして、万城目学さんからストーリー自体は完全にオリジナルとの指摘がありました。その点も含んで欲しいと思います。脚本家には罪はまったくないということです。
お互いが納得いく解決に向かわなかったのがかなり残念です。やはり盗作であると分かっていながら採用したプロデューサーと監督に問題があると感じます。
~映画「本能寺ホテル」に対するネットの反応~
・予告だけで本能寺ホテルは万城目先生原作なんやと思い込んでた!あぶな!絶対観に行かんとこ! ・万城目学がシナリオを全部没にされて一切関わらなかったことになってる本能寺ホテル 闇が深い ・万城目さんが言ってたやつって本能寺ホテルなのかなぁ。予告見たら絶対万城目作品だと思うもんね。 ・万城目学さんのアレって本能寺ホテルなんやろか・・・確かに予告見た時にプリンセス・トヨトミの続編やと思ったしな。 ・万城目学さんの件を知って以来、楽しみにしてた本能寺ホテルを観る気が無くなってしまったん(´・_・`) ・本能寺ホテルが万城目学さんの脚本を勝手に使用した疑惑がある件で炎上?しているが、もしこの疑惑が本当だったならばとんでもないことだと感じる。 ・万城目学さんの原案をボツにしてアイデアをパクったとか。 作品に罪はない…が今後荒れそうな予感。 ・初日舞台挨拶荒れるかもしれんなと ・絶対万城目学さんだと思ったのに違っててアレッッッってなってたから納得だわ。 ・本能寺ホテル・・・ 万城目さんの小説で読みたかったな。 滅茶苦茶勿体ないわ。 |
本能寺ホテルのパクリ疑惑について業界人に少し話を聞いてみた(追記)
このパクリ疑惑について業界人に少し話を聞いてみましたが少しびっくりしました。
これはあくまでも一つの意見として聞いてください。
まず万城目学さんには気の毒だが「こういうのは普通にある話」とのことです。そして、没になった後のことを気にするのであればやはりしっかりと契約を結ぶべきだったとのこと。
人間の記憶というのはあいまいな部分があるのでオリジナルだと思っているものも実はオリジナルではなかったりします。どうしても記憶に残っているものを次の作品に出してしまうこともある。
プロデューサーや監督はそれこそたくさんの原案や脚本を見ているのでそういったケースもあるらしいです。意図してか意図していないかは別として普通にあり得る。だから契約で守るしかないらしい(没になるのは仕方がないが、その原案は絶対に使わないみたいな契約を結ぶ必要があるとのこと)。
特に新人は盗作被害に逢う人も多い。でも、新人の場合はたいていは力関係で泣き寝入りになることがほとんど。契約を結ぶことなんて不可能。
今回は万城目学さんという大物だったから世間が賑わったけどこれまでも同様なことが多数ある。なので大物と呼ばれる人ほど契約に無頓着になってはいけない。業界のルールを作るぐらいでないと駄目でしょう。こうやって騒ぎだてるだけでは何も変わらない。
、、、とのことでした。
頷ける部分もあるけど、やはり考え方が業界に染まっているのかな?という気もします。ちょっとばかり怖いですね。
映画「プリンセス・トヨトミ」について
映画「プリンセス・トヨトミ」は万城目学さんのベストセラー小説を映画化したもので、最終興行収入16.2億円にもなっっています。
舞台は大阪で会計検査院があやしいとふんだOJOの検査をしていくところから話が始まっていきます。なんと大阪は日本から自治が認められており手が出せない状況?そしてちょっとしたことから大事件に発展してく。大阪の活動が全てストップする?そこから歴史の真実が明らかにされていきます。
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本能寺ホテルは万城目学のパクリ?まとめ
本能寺ホテルは万城目学作品のパクリという疑惑が広がっています。その情報を確認したところ、万城目学さんが映画に盗用されたとツイッターで報告しており、おそらくは「本能寺ホテル」だと思われます。
ただし、確証はないのであしからず。また、ストーリー自体は完全オリジナルなので脚本家の人を責めるのは止めてほしいとのことです。
どの部分が盗用なのかはっきりはしませんが万城目学さんが納得できる結末ではなかったようで本当に残念です。でも、いい映画だと思うので是非、見て欲しいところです。
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