<映画「この世界の片隅に」のあらすじ、ネタバレ・感想など>

今回は2016年11月12日公開の映画『この世界の片隅に』のあらすじ、ネタバレ・感想についてまとめます。

「この世界の片隅に」はどのような映画なのか?キャストや監督などの情報を最初にまとめます。次にちょっとしたあらすじやネタバレ情報。最後に実際に映画を見た感想に続きます。

最後の感想は映画「この世界の片隅に」が公開され、私が見た後になります。多少、時間差があるかもしれませんが御了承ください。また、実際に、映画「この世界の片隅に」を見る人のために、完全なネタバレは避けています。多少なりともぼやかした表現が多くなるかもしれませんがその点も含んでください。

ちなみに、この感想を書くのはサポーターの「マッキー」です。映画大好きな大阪女子。映画が好きすぎて以前は映画館に勤めていました。そんな私のがまとめる映画のあらすじ、ネタバレ、感想を確認ください。はたして私はこの映画をお薦めするのでしょうか!?最後までしっかりと確認してくださいね。

映画「この世界の片隅に」のキャスト、公開日について

2016年11月公開映画『この世界の片隅に』のキャスト、公開日は以下の通りです。

 

キャスト

・北條すず役-のん

・北條周作役-細谷佳正

・黒村晴美役-稲葉菜月

・黒村径子役-尾身美詞

 

監督

片渕須直

 

公開日

2016年11月12日

 

映画「この世界の片隅に」あらすじ、感想(公開前)、見どころなど

では次に2016年11月公開映画「この世界の片隅に」のあらすじ、公開前の感想(見どころ)などをまとめます。

 

あらすじ

昭和19年。絵が得意な18歳の少女浦野すずは、生まれ故郷の広島市江波を離れ日本一の軍港のある街・呉に嫁いできた。

戦争が進み物資が不足していく中、すずは不器用ながらも工夫をこらして暮らしていく。しかし軍港の呉は何度も空襲に遭い、すずも爆風で右手首から先を失う。

すずが大切に思っていた身近なものたちが奪われていくが、日々の営みは続いていく。そして運命の昭和20年の夏を迎えて……

 

公開前の感想、見どころ

絵柄の柔らかさに騙されそうになりますが、こちらは非常に重い戦争映画となっております。原作は『夕凪の街 桜の国』でも知られるこうの史代。アニメーションを監督するのは片渕須直です。

片渕須直監督と言えば、思い出すのは魔女の宅急便。突然の監督交代で宮崎駿作品となってしまった魔女宅ですが、片渕監督がそのまま作っていたらどんな作品になったのだろうなぁと今でも時々思います。

それはそれとして、今作は監督自身が企画をし原作者に承諾を得た意欲作。試写会などでも好評なようです。アニメ作品の辺りが続いたこともあり、公開後のヒットが予想されていますね。1本当たると、同じジャンルの映画が続いて当たること多いからなぁ。

とはいえ、これはあくまで戦争映画です。

『君の名は。』、『聲の形』とは客層が異なるのでどうなるでしょうね。『となりのトトロ』と同時上映されていた『火垂るの墓』でトラウマを量産したように、『君の名は。』で予告を見た人がうっかり見に行ってトラウマになったりして。最近のアニメのように明るい話ではないのでそこのところは注意してください。

とは言え、ある種そういった客層にこそ見て欲しい映画だろうので、それはそれであり??かな(笑)タイミングはいいのかもしれません。

 

映画『この世界の片隅に』の感想(ネタバレ注意)

さて今回ネタバレ批評いたしますのは、『この世界の片隅に』です。

……と言ってもですねぇ。正直上手くレビュー出来るか自信がない。映画は初日に見たのでもう2日も経ってるんですが、いまだに感想が上手く言語化出来ない(笑)

いいぞ。いいぞ。しか言えないかもしれませんが、それでもよろしければ読んでやってくださいませ。

なんだったら読まなくてもいいので、是非映画を見てください。冗談でなく。私は2回目行くことを決めました。

■クラウドファンディングという新しいカタチ

クラウドファンディングと言う言葉をご存知でしょうか。『この世界の片隅に』は、この新しい試みで作成された映画です。

インターネットを経由することで、公開に向けての「制作支援メンバー」を募集しました。監督の「みんなでこの映画を作りたい」という思いをそのまま形に表したこの試みは当初予定していた2000万を大きく上回り、4000万円近い出資を獲得するに至りました。

みんなが望んだものを形に、、、って言うのは、簡単なように見えて現状非常に難しい。昨今の映画は配給会社だけでなく、宣伝のために雑誌社やテレビ局の協力を得て成り立っています。けどこれが曲者で。色んなお金の動きや色んな人たちの利益のために「やれること」「やれないこと」が限られていくんです。

それだけ大きなお金が動いているってことなのでしょうが、制約が増えてしまっては作りたいものが作れない。やりたいのに「それは駄目」って言われたり、やりたくないのに「これ使って」って言われたり、、、その結果割を食うのは見る側であって、正直映画離れもやむなし、とは思ってきました。

そんな中で打ち出されたこの企画。残念ながら私がこの映画のことを知ったのはごく最近で、クラウドファンディングには参加出来なかったのですが、次があれば参加したいなぁ。

自分のお金が自分のために正しく使われるって、ファンにとって最上の喜びじゃないでしょうか。そしてそんなカタチを示してくれた片渕監督始め映画スタッフさんたちには頭が下がります。こういうの、もっと増えてくれればいいのに。

もちろん潤沢な予算に恵まれたわけではありません。そこはやっぱり、テレビ局とかの予算には叶わないもの。それでもある意味で自由に解き放たれたこの映画製作は、本当に素晴らしい結果を残してくれた。

片渕監督ファンも、こうの先生ファンも、両方ともに幸せな映画だったのではないでしょうか。それだけで奇跡みたいで、その事実にちょっと悲しくもなりつつ(それだけ不幸なメディア展開が多いのよ、、、)、今とは違う未来も選べるんじゃないか?と希望すら感じました。

 

■こだわり抜いた「日常」

この映画は、時代であったり、広島であったりすることで誰でも「ああ、、、」って思ってしまう結末へと進んでいきます。

誰でも知ってるんですよ、この先起こること。細かい空襲の日なんかは知らなくても、あの日、あの場所で何が起こったのか。日本人なら誰だって知ってる。そう思って、この映画にみんな望むわけですよ。

でもね、あまりにも知らないことで溢れてた。教えてもらえなかったこと、知ろうとしてこなかったことがいっぱいいっぱい詰まってた。あの頃を生きた人たちの毎日を、ずっと無視して生きてきたのだって気がついたんです。

当たり前ですが歴史って言うのは繋がっていて、そこに至るまでには多くの出来事がある。突然年表に書いてある事件が起こったわけじゃない。ゆっくりゆっくり近づいてきて、無常に過ぎて行っただけなんだって。

結末に向けた舞台装置じゃないんですよ。悲劇のために生まれた存在じゃない。断続的に続く「日常」の中の1コマ。長い時間の1部を切り取った「人生」の物語なんです。

だからこそ、その前も、その後も「生きて」いなくちゃいけない。歴史が繋がっていなくちゃいけない。唐突に用意された衣装に、突然建設されたセットじゃ駄目なんですよ。そこにいる人も、ものも、全部に物語がある。いつ、どこで、どうやって生まれたのかがちゃんと決まってる。

私が今まで見てきたものってどっちかっていうと結論ありきで、脚本に沿ったジオラマや人形を用意してるものが多かった。そんな「箱庭」で起こる悲劇の物語を俯瞰で眺めている感じ。舞台袖は真っ暗で何もないんですよ。

なにもそれが悪いってわけじゃありません。そういう形でこそ描ける「神視点」の映画もまた、すばらしいものが存在します。ただこの映画は、観客の接地面に拘った。俯瞰ではなく街のど真ん中に立たされて見てる気分でしたもんw

そしてそれを再現するためには膨大な資料と、人々の声と、細かいすり合わせが必要だっただろうと思います。何度デスカッションして、何度現地に足を運んだんだろうか。

でも一番重要なのは情熱であるのだろうなぁ。やろうと思えばいくらだって突き詰められる部分なだけに、それを実行する為の気概が一番この映画に必要だったものなのだろと感じました。

 

■最後に

「ネタバレ」「感想」を謳っているのに、あまりにもその部分がなくて申し訳ないです。なんかね、やっぱりどうやっても言語化出来なかったよ……

兎に角ね、見てくださいとしか言えません。というか、見た方がいいです。『シン・ゴジラ』のときも思ったけど、これを日本人が見なきゃ嘘ですよ。アプローチは違うんですけど、メンタリティ的にすごく『シン・ゴジラ』に似てる気がする。だから『シン・ゴジラ』好きな人も見よう。

もちろん戦時だし重いテーマではあります。でも、「戦争映画は悲しいから見ない」って言う人は、印象180度変わるんじゃないかな。事前情報を知らない人が抱いてるイメージとは、恐らく全然違った映画だと思うので。すごい「強い」映画ですよ。逞しいし、元気だし。

そしてある意味ですっごい「デートムービー」です!これは譲れない。予告編を見ていただいたら解ると思うんですけど、純愛映画でもあるんですよ。そこも期待してください。期待して見てください!そうでなくても見てください(笑)

あれ、ダイレクトな宣伝しかしてねーな、、、あ、一番大きなネタバレします。昭和20年8月6日広島に原爆が落ちます。うん、これが一番大きなネタバレだな!

 

映画「この世の片隅に」の上映館、公式情報など

映画「この世の片隅に」の上映館や公式サイトなどの情報は以下の通りです。

公式サイト:この世の片隅に

上映館:「この世の片隅に」劇場情報(公式サイト内)

 

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