<映画「沈黙 -サイレンス-」の原作あらすじは?キャスト、ネタバレ感想、公開日、上映館など>

今回は2017年1月公開の映画「沈黙 -サイレンス-」の原作、キャスト、あらすじ、ネタバレ、見どころ情報、感想、公開日、上映館などの情報についてまとめます。

この映画は既にアメリカで昨年末、2016年12月23日に公開されています。タイム誌の企画「Top 10 Everything of 2016」の中にある「2016年に公開された映画のトップ10」の第5位に選ばれるほどでかなり評価が高いと言えるでしょう。

内容はかなり重たい感じ。江戸初期のキリシタン弾圧を描いた遠藤周作の小説が原作になっています。宗教を取るべきか?それとも目の前の命を守るべきなのか?厳しい選択を迫られた人達の物語。

今回はこの「沈黙 -サイレンス-」のキャストや監督、原作などの情報を最初にまとめていきます。その次に映画のあらすじネタバレ情報や公開前動画情報といったところをまとめます。

そして、最後に実際に映画を見た感想に続きます。

最後の感想は映画「沈黙 -サイレンス-」が公開され、私が見た後になります。多少、時間差があるかもしれませんがその点は御了承ください。

ちなみに、この感想を書くのはサポーターの「マッキー」です。映画大好きな大阪女子。映画が好きすぎて以前は映画館に勤めていました。そんな私のがまとめる映画のあらすじ、ネタバレ、感想を確認ください。はたして私はこの映画をお薦めするのでしょうか!?最後までしっかりと確認してくださいね。

映画「沈黙 -サイレンス-」のキャスト、公開日、原作などについて

2017年1月公開映画「沈黙 -サイレンス-」のキャスト、公開日、原作などの情報は以下の通りです。

 

キャスト

【ロドリゴ】
アンドリュー・ガーフィールド

【フェレイラ】
リーアム・ニーソン

【フランシス・ガルペ】
アダム・ドライバー

【ヴァリニャーノ院長】
キーラン・ハインズ

【通詞】
浅野忠信

【リカルド】
リッチ・グラフ

【モキチ】
塚本晋也

【キチジロー】
窪塚洋介

【イチゾウ】
笈田ヨシ

【井上筑後守】
イッセー尾形

【隠れキリシタンの村人】
加瀬亮

【隠れキリシタンの村人】
小松菜奈

【Tomogi Wife】
美知枝

【Old Goto Man】
江藤漢斉

 

監督

マーティン・スコセッシ(アメリカの有名映画監督、数々の賞を受賞、人間の倫理感などをテーマにした作品が多い。今回の「沈黙 -サイレンス-」もその1つに数えられると思います。遠藤周作の「沈黙」を読んでからいつか作品にしようとして28年。とうとう映画に登場することになりました)

 

原作

原作は遠藤周作の小説「沈黙」です。

表紙は以下の通り。本屋で探そうと思っている人はこの表紙を覚えておいてください。

また、表紙画像クリック(タップ)で概要や読者レビューも確認できるので必要に応じてチェックしてください。特にレビューは必見だと思います。多くの人が「自分にとっての神とは?」「宗教とは?」ということについて意見を述べておられます。

 

脚本

ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ

 

公開日

2017年1月21日(土)

 

映画「沈黙 -サイレンス-」あらすじ・ネタバレ、見どころなど

それでは、映画「「沈黙 -サイレンス-」のあらすじ、ネタバレ、見どころ情報などをまとめます。

 

あらすじ・ネタバレ

話は17世紀、江戸初期にさかのぼります。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎が舞台(撮影は台湾)。

日本で捉えられた宣教師フェレイラを追って弟子のロドリコとガルベは長崎に潜入します。

彼らは想像を絶する光景に驚愕しながらも、その中で弾圧を逃れた隠れキリシタンと呼ばれる日本人と出会います。

その一方で幕府の取締りが厳しくなる中、キチジローの裏切りでロドリコらも捕らわれることに。頑ななロドリコに対し、棄教をせまる役人。そして犠牲になる人々。

守るべきは信念なのか目の前の命なのか?追い詰められた彼はどのような決断をしたのか?

こんなにも多くのか弱い命が苦しんでいるのに何故神は「沈黙」を続けるのでしょうか?

 

映画公開前の見どころ解説

この映画は宗教観や倫理観に訴えかける作品だと思います。私は原作を読んだことが無いので、今度読んでみますが、原作を読まなくてもその深さは伺い知れます。

自分にとって何が大切なのか?信念を守るべきなのか?それとも目の前の現実を直視すべきなのか?舞台は江戸時代でテーマは宗教ですが、それをとっぱらうと現代に生きる私たちのテーマでもあるようにも感じます。

自分の信念を貫くべきなのか?それとも目の前の現実を見て妥協すべきなのか?現代社会では常に向き合うテーマ。それが形を変えてより深いテーマとなって映画として現れているように感じます。

日本人は私も含めて無宗教の人が多いので(それでも神は信じるけどね)、その深さは分かりきれないところもあるかもしれませんが、いろいろな形で置き換えることもできるのでこれからの人生を考える上でもこの映画を見ておくべきかもしれません。

もちろん、宗教を信じている人は見ておくべき映画だと思います。宗教を信じていく上で多くの困難や壁にぶつかる事も多いことでしょう。その時に自分が何を信じて生きていけばいいのか?その辺りのヒントがこの作品には詰まっているのではないかと感じます。

かなり重たい映画なので好みはかなり分かれるところだと思います。明るく爽快な物語が好きな人は当然のようにあまり向かないでしょう。その辺りも加味して映画を見るかどうか考えてください。

そして、この映画の完成までには多くの困難がありました。17世紀の日本という舞台を再現するのが困難だったので、予算を抑えることが可能な台湾での撮影。そして、2015年1月28日、本作の野外セットにおいて、危険性が指摘されていた構造物の補強中に天井が落下し作業員1人が死亡、2人が怪我を負いました。

困難を乗り越えて映画の完成を実現したスタッフには素直に頭が下がります。

 

映画『「沈黙 -サイレンス-」』の感想(ネタバレ注意)

映画「沈黙 -サイレンス-」見ました。巨匠スコセッシが28年にも及ぶ情熱を傾けた大作、『沈黙-サイレンス-』、、、ただ内容が内容なためかあまり宣伝に熱心な方ではなかった印象です。なので最初、日本人といいつつ中国や台湾、韓国の俳優さんを起用してるのかなと思ったくらいで。

というか今作、非常に公開が危ぶまれた作品でもあります。まぁそのおかげでこの映画のこと知ったんですけど。出演俳優が暴行容疑でつかまったり、撮影中死亡事故が発生したり。なにかと不運続きで、ニュースで知ったころは「お蔵入りかなぁ」とかも思ってましたからね。公開にこぎつけられたことを素直にお祝いしたいと思います。

それでは前置きはこんなところにして、肝心の内容について早速語っていこうと思います。160分オーバーという超長編。昨今コンパクトにまとめようとする傾向がみられるハリウッドの中で、逆行した沈黙-サイレンス-の判断は吉と出たのか凶と出たのか、、、。

 

■日本人にカトリックは難しい…

一番最初に出てきた感想が、良し悪しよりもこれだったんですよ。難しい。とても難しい。もっと言っちゃうと、素直に理解できない。感情移入も出来ない。「踏み絵」なんて日本人だったら誰でも知ってる話なのに、そこに至る状況がまったく想像できないっていうんだから不思議な話ですよね。

歴史ものに置いて、現在の価値観で語るのは一番やっちゃいけないこと。なので映画を見るにあたり当時の状況などをよくよく念頭に置きながら、どうにか登場人物の心理を追おうとしました。必死で考えて考えて、それでもたどり着いたのがこれだったんですよね。

ぶっちゃけると幕府側、イッセー尾形が演じる井上筑後守の方が心理的に理解できるくらいなんですよ。ロドリゴの生き方も行動も、どうしてもわからなかった。けど、それってこの映画に限っては悪いことじゃないんじゃないかなって。

そもそも原作者である遠藤周作がカトリックに馴染めなかった信者です。親が敬虔なカトリック教徒であって、自分もそうあらなければいけなかった。でも、どうしてもそこに適応できなかった。その心理が描かせた作品であるんじゃないかなと。作者自身が日本人として解ってなかったんじゃなかったのかと。

なので原作は、宣教師側への疑問も描かれています。けどこの映画はハリウッド制作。その辺はもしかすると映画化に際して省かれるかもなぁと思っていたんですが、スコセッシはその部分も含めてきちんと描き切っていましたね。これはカトリック教徒の方が描くには難しい部分だと思うんですが、一方的でない視点に感心してしまったくらいで。

私はカトリックに明るくなく、クリスマス祝って大晦日に鐘ついて初詣に行くような適当な宗教感しか持っていません。重ねて言いますが、登場人物に最後まで感情移入することは出来ませんでした。でもその違和感こそがそこに迎合できなかった遠藤自身の矛盾であり、「神」というものへの疑問を呈した。それを受け取ったスコセッシが、彼なりに出した答えこそがこの映画なのかもしれません。

 

■汚い人間と、美しい景色と

非常に残念なのが、この映画撮影が台湾なのですよね。日本じゃないんですよ。日本じゃ撮れないもんね(笑)撮影許可とかなかなか下りないもんなー道路封鎖とかも容易に出来ないし。

なので映画に出てくる景色は日本のものではありません。そうなってくると当然やってくるのが、海外の人が描く「日本」の違和感、、、なのですが。これがまたすごい。

比較的近い位置にある台湾だからなのか、それとも情熱ゆえか、見ていて「なんちゃって日本」と感じる部分はありませんでした。むしろ、昨今の下手な時代劇よりも余程当時の日本を描けてるように思います。

数年前の大河で『平清盛』がありましたが、あれはとても「汚く」描かれています。それに違和感を持った人たちが批判していたのだけれど、でも当時の日本なんてそれくらい汚れていて当たり前なんですよ。なんで身綺麗でいられると思えるのか。

生活臭がしない描写はそれだけでリアルさを失います。臭いって大事なんですよね、、、今作はそこがすごかった。美術のレベルが邦画とは段違いなのはわかっているけど、こと「日本」の描写で敗けた!と思うことになるとは思いませんでした。ちょっと悔しい(笑)

それくらいスコセッシが入れ込んだってことなのでしょうが、邦画にも頑張ってほしい身としてはつらい現実を突きつけられたようにもwそれくらいに唸る画面構成が、ここは「日本」だと思わせてくれます。本当にあっぱれでした!

 

■最後に

ちょっと感想が難しい映画でしたね。作品の根幹を理解できない私なんぞでは、この映画が真に描きたかったことまで汲み取れていないように思います。役者の演技が、特に窪塚洋介がすごかったとかそこらへんも語りたかったのですが、どうしても最初に出てくる感想が「解らない」だったので素直に書いてしまいましたw

何度も何度も解らないって言ってますが、それでも一度は見ていただきたい映画でもあります。

私のように解らないと思う人もいるでしょうし、静かな映画なので平坦に感じる方もいるかもしれません。でもきっとどこかに、この映画に感銘を受ける方がいるはずなんです。

そんな苦しみの「共有者」を探し出すことこそが、この映画の真の意味なのではないか。遠藤周作に海を越えて感銘を受けたマーティン・スコセッシのように、、、そんな風にも感じる映画でした。

 

映画「沈黙 -サイレンス-」の上映館、公式情報など

映画「沈黙 -サイレンス-」の上映館や公式サイトなどの情報は以下の通りです。

公式サイト:沈黙 -サイレンス-

上映館:「沈黙 -サイレンス-」の劇場情報(公式サイト内)

 

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