<映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のキャスト、あらすじなど>

今回は2016年12月公開の映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のキャスト、あらすじ、ネタバレ、見どころ情報、感想、公開日、上映館などの情報についてまとめます。

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」は恋愛ものというのはまず分かりますが、それ前段階として、キャストや監督などの情報を最初にまとめていきます。その次に映画のあらすじネタバレ情報や公開前動画情報といったところをまとめるのでそこで映画概要を確認ください。

そして、最後に実際に映画を見た感想に続きます。

最後の感想は映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」が公開され、私が見た後になります。多少、時間差があるかもしれませんがその点は御了承ください。

また、実際に、映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を見る人のために、完全なネタバレは避けようと思います。多少なりともぼやかした表現が多くなるかもしれませんがその点も含んでください。まだ映画を見ようかどうか悩んでいる人はこの感想も参考にしてください。

ちなみに、この感想を書くのはサポーターの「マッキー」です。映画大好きな大阪女子。映画が好きすぎて以前は映画館に勤めていました。そんな私のがまとめる映画のあらすじ、ネタバレ、感想を確認ください。はたして私はこの映画をお薦めするのでしょうか!?最後までしっかりと確認してくださいね。

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のキャスト、公開日について

2016年12月公開映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のキャスト、公開日は以下の通りです。

 

キャスト

【南山高寿(京都の美大に通う大学生、イラストレーターが夢)】
福士蒼汰(主演)

【福寿愛美(美容の専門学校に通っている。実は重大な秘密が)】
小松菜奈(ヒロイン)

【上山正一(高寿の親友)】
東出昌大

【林】
山田裕貴

【南山 たかもり】
大鷹明良

【南山 えいこ】
宮崎美子

 

監督

三木孝浩

 

原作

七月隆文著

(2014年に宝島社より宝島社文庫として出版された小説。略称は「ぼく明日」)

 

公開日

2016年12月17日

 

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」あらすじ・ネタバレ、見どころなど

では次に2016年12月公開映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」のあらすじ、公開前の感想(見どころ)などをまとめます。

 

あらすじ・ネタバレ

京都の美大に通う学生の南山高寿が主人公。彼はいつものように大学まで向かう電車の中で出会った福寿愛美に一目惚れします。

翌日、美大の授業で来た動物園で彼女に偶然出会います。勇気を振り絞り声をかけ「また、会える?」と約束を取り付けようとしたのですが、何故かそれを聞いた彼女は突然涙を流し泣いてしまいます。彼女には重大な秘密があったのです。

彼女のこの時の涙の理由を知る由もない高寿ですが、その後すぐに2人は意気投合し、交際がスタートします。しかし、何故か彼女は携帯を持っておらず苦労します。初めてのデート、初めて手をつなぎ、初めて名前で呼び合う。そんな初めてのことがあるたびに彼女はなぜか泣き出します。

高寿はそんな彼女を不思議に思いながらも愛情を深めていきます。その後、高寿は誰にも見せてない自作小説のヒロインの名前を彼女が知っていると気づき違和感を覚えます。そして、とうとう高寿は「予知能力でもあるの?」と彼女に聞くと、、、 「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」と聞き返します。

初めてキスをした日、高寿は想像も出来なかった彼女の重大な秘密を明かされます。2人の運命はどうなっていくのでしょうか。その秘密を知った彼はそれでも彼女を愛することができるのか。それとも離れてしまうのか、、、。

彼らに残された日は多くはありません。その日々をどのように過ごすのか。

 

映画公開前の見どころ解説、感想

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」はWEBサイト「読者メーター」のお勧め恋愛小説部門で長期にわたって1位を取り続けたことが話題になった小説が原作になっています。

10代~20代の人女性に特に人気。悲しくも切ない多くの読者の心を鷲掴みにした作品です。略称は「ぼく明日」

そんな「ぼく明日」の実写映画化に携わるのは「ホットロード」「アオハライド」など数々の恋愛映画を大成功させてきた三木(監督)×吉田(脚本)のコンビです。

青春の悲しくも切ない1ページを実写映画でぜひ確認してください。

 

映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の感想(ネタバレ注意)

実は始め恋愛映画か、、、と思ってスルーしようかと考えていたのですが(笑)、、、やはり見てしまいました。

ただ、主演の福士蒼汰の演技に関してはあまちゃん含めあまり見たことがなく、彼のイメージは当時見ていた仮面ライダーフォーゼで止まっていたものですから、恋愛映画とか見ても笑っちゃたりしないだろうかと変な不安を抱いていたり、、、w

個人的な理由でまず入り込めるかどうかが問題となった今作ですが、さてさてどんな仕上がりとなっていたのでしょうか。

 

■ラブストーリーでもありSFでもあり…

今年のメガヒット映画と言えば『君の名は。』ですが、今作との共通点があったりします。それがいわゆる「ジャンル」。SFラブストーリーという、古くから愛されている定番のジャンルでもありますね。『時をかける少女』しかり『転校生』しかり、、、

そんな「ヒットの法則」にばっちり当てはまっている今作ですが、正直見に行くまでこれがSFものであるって知らなかったんですよね。何やら大きな謎があるというのは予告からもうかがえますが、それでもまさかそっちの方面の謎だとは思いませんでした。

プロモーションでもうちょっとその辺匂わせてもよかったんでないかなぁって思いました。そんな感じしませんでしたからね。私みたいな、普通の恋愛ものは見ないけど趣向が凝ってたら興味引かれる層って結構いますから。もったいないなぁって思っちゃいました(笑)

で、肝心のSF部分なのですが、、、ラブストーリーに寄っているせいかな?突っ込みどころは結構あったように感じます。ざっくり説明するにはややこしいものなので上手く言えないんですが、一番大きな謎として「高寿の時間」と「愛美の時間」が逆に流れているんですよ。時間軸が逆回転してると言うか。

たとえば高寿が5歳の時、愛美は35歳。高寿が10歳になると愛美は逆に30歳の時間を生きている。文章で書くと余計ややこしくなったな(笑)とにかく、2人は時間の流れが違う世界の住人なんですね。パラレルワールドの世界。和製『ベンジャミン・バトンの数奇な人生』って言ったら伝わりやすいかな?どうかな?

ただそれに対して細かい説明があったわけではないんです。というか、設定の矛盾はこの際関係ないと言うか。「すれ違い」とか「消して報われない想い」とか、そういったものを演出するために存在する設定な気はしました。

こういうとよくない印象に感じるかもしれませんが、最終的に矛盾なんて面白ければなんでもいいんだよってなるんで大丈夫ですw実際『君の名は。』も『時をかける少女』もそうだし!

謎が明かされたとき、その謎を知ったことによって初めて気づいた彼女の「想い」。不審に思えた行動にもすべて意味があった。この供述トリックの種明かしを読んだときは爽快だろうなぁと思います。映画はすぐに振り返れないので、そこが難点だな(笑)

なのでもう1度見たくなりますね。愛美が泣いた理由も、初めて見たときはなんともなかったのに真実を知ってからは胸を締め付けられるんじゃないかな~2度目は泣いちゃうかもですねw

 

■京都の美しい風景が最大のアクセントに

最近聖地巡礼などが流行りで、観光業界も映画とタイアップなんかよくしていますよね。地方の活性化にも繋がるので非常にいいことだと思います。

そんな中で、今作のロケ地である京都の景色もまたものすごく美しく撮られていました。冬の京都がねー、きらきらしてるんですよー。私は関西在住なくせにあんまり京都行ったことなくて、この映画見てすごく行きたくなりました。季節もぴったりだしね!

恋愛映画って、勝手なイメージではありますが主役を全面に撮ることが多いですよね。特に邦画ね。結局演者頼りと言いますか、、、それはそれで間違っていないんでしょうが、その役者にあまり興味がないと画面に飽きてしまうことが多々あるんですね。芝居で押し通せる演技力を持ってる方もいるにはいますが、そんなの珍しいですしねぇ。

顔のアップが多いって言うことは、必然的に同じカットが続くと言うこと。人が変わっただけで単調な画面は変わらず、、、なんていうのが頭にあったので、今作には非常に好感が持てました。見ていて飽きなかったもの。景色だけでも見る価値があるってすごいことです。

そういう撮り方をしているせいか、しつこくないんですよね。客観的に2人の恋愛を見ていられる。自然な、恋人たちの風景として。どこにいるのかも、何をしているのかもわからない画面では、正直人間の恋愛に見えないんですよねー。

画面作り1つとっても、生きた人らしさって演出出来るもんです。今年はそういう「血の通った設定」の映画が多く見られたような気がしますね。この映画もその中の1つであり、画面へのこだわりが見てとれて本当によかったです。だからさ、役者人気だけで持たそうとする邦画の傾向は改めてほしいんだよね!(笑)

 

■最後に

今回映画を見て何が一番気になるって、プロモーションの下手さですよね。

上でも言いましたが、役者人気でどうにかしようとするのは逆にターゲット層に届かない可能性があるから考え直した方がいいんじゃないかなぁ。実際私も、最初は躊躇してましたしね。いい映画なのに、もったいない。

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は、確かに今人気の若手俳優を起用しています。でも「○○くんのこんなかっこいいシーンがあるよ!」とか「××ちゃんのこんなかわいい一面があるよ!」な売り方をする映画ではないはず。そこが本当に見ていて気になった点ですね。いい映画だけにほんともったいない感じがしました。

まぁそうなってしまう理由も解らなくはないのですが、、、とりあえず福士蒼汰のイメージが私の中で更新されたことを素直に喜ぼう(笑)福士蒼汰も小松菜奈も、瑞々しい演技で好感が持てましたよ。素晴らしかったです。

そういたわけで、「どうせべた甘なラブストーリーなんだろ?」って思っていたそこのあなた。『時をかける少女』や『僕だけがいない街』、そして『君の名は。』に感動したことがあれば、一度映画館に足を運んでみてもいいんじゃないかなって思います。いろいろな人に楽しめる映画になっています。

 

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の上映館、公式情報など

映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の上映館や公式サイトなどの情報は以下の通りです。

公式サイト:ぼくは明日、昨日のきみとデートする

上映館:(公式サイト内):ぼくは明日、昨日のきみとデートする劇場情報

 

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